外見は人の印象を大きく左右するひとつの要因。
どれだけ中身がすべてだと言っても、外見から受け取れる
情報がいいものでないと次のステップにも進みづらい。
接客業たるもの清潔感や身だしなみは最低限のレベル以上
に保っておくのが基本なのは当たり前だ。
どれだけ美味しい料理が作れても、不潔な人が作っている
とわかるだけで、それはもう味が変わりそう。
でも、どれだけ身だしなみに気を配っていても、
顔の表情などは練習や努力である程度カバーできるけど、
顔のつくりや人相は先天的なものだから変えようがない。
心から沸き起こるサービス精神があれば、
もちろんそんなことは超えれるし、
絶対的な外見の基準はないけれど、
多くの人が抱く印象を良くないものにさせてしまう顔は
あると思う。
若かりし頃、カウンターごしに対面したお客様から、
裏で丁寧な仕事をしている方が向いていると言われた。
その時は、ぶっきらぼうな物言いだったので、
けっこう傷ついたことを急に思い出してきた。
現在も自覚している。
愛想も愛嬌もある顔ではないことを。
努力をして振り切れば変えられるんだろうけど、
どうしてもそこだけは自信がないのだ。
やっぱり接客に愛嬌は欠かせない。
自分がお客様の立場だったとしても、選ぶことができる
場合は愛嬌のいいスタッフのところに行ってしまう。
それが天性に備わってる人は本当に羨ましく思う。