料理を作る人は減っていく

たまに夜のスーパーやコンビニに行くと、晩ごはんで食べるであろうレトルト食品やお惣菜をカゴに入れている風景をよく目にします。
ついでにどんな人がどんなものを買っているかも見ちゃいます。
よく飽きないなあ、とか、それでお腹いっぱいなるのかなあ、とか、身体に悪そうだなあ、なんて思いながら観察しています。
たしかに、おひとり様だと一食分を自炊するのはかなりのエネルギーを要するし、食材も使い切れなかったりと、リスクの方が大きかったり。
何よりも買った方が安く済む場合があるので、よっぽど料理が好きか健康に気をつかってないとなかなか自炊しようとは思えないでしょう。
それ以上に仕事で疲れていたら料理なんてやってられない。
何を作るか考える時間、調理をする時間、片付ける時間、料理に関わっている時間はバカにならない。
それならばと簡単で便利に食事を済ませたい気持ちはすごくわかります。

何ごとにもいい側面悪い側面があります。
この場合のいい側面は料理に関わる時間を他の楽しいことに充てれることで、悪い側面はやっぱり健康によくないというところでしょう。
しっかり栄養バランスが摂れていないと疲れやすさを招きますし、その疲れが簡易な食事に手が伸びるという悪循環を生んでいきます。
今は健康でも後からやってる不健康は今の食事の積み重ねだったりするわけです。
簡易な食品を作る企業は美味しい料理を圧倒的に研究していますが、どこまでいっても目的は売ることにあると思います。
それは資本主義システムから生まれる宿命といいますか。
簡単で安くて手間のかからない料理でも身体にいいものはあるので、工夫次第では健康を保っていることはできるはず。
でもこの流れだと確実に料理を作れる人は減っていきそうです。

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