はじめはそんなもの

タバコをはじめて吸ったのは中学生の頃。
周りのヤンチャな友達が面白半分で吸ってたのを見て、カッコいいと思い真似てみた。
味がどうこうではなく、なんとなくカッコいいからという理由ではじまった。
中学生が自販機の前で挙動不審になってタバコを買っている姿を想像すると笑える。
時代のせいにしておこう。
本をはじめておもしろいと思ったのは高校生の頃。
少し変わった友達が休憩時間にフロイトの心理学の本を読んでいるのを見て、カッコいいと思い真似てみた。
動機が明確ではないけど、リチャード・ドーキンスの「ブラインドウォッチメーカー」という生命の遺伝子にまつわる本を選んだ。
本の名前も内容も鮮明に覚えているのが不思議で仕方ない。
今でも生命科学に興味があるのは、不意に選んだその本のせいかもしれない。

何かをはじめるきっかけって、カッコいいとか憧れとか、影響を放つ何かになってみたいとか、意外と何も考えずに形から入ることってよくあると思う。
若いからできることでもあるし、むしろそれこそが大事なことだとも思える。
大人になるにつれて知識も増えて、分別もできるようになって、考えてしまうことで行動に慎重さが生まれてしまうから。
カッコよさって曖昧な概念ゆえ、時代によっても変わってくる。
今だったら環境問題に関心があって、寄付をすることがカッコいいとされるのかも。
あるべき姿であったり、どうなっていたいかを探る指標として、自分が何をカッコいいと思っているかを言葉ではなく感覚で考えると、何か新しいことがはじまる予感がする。

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