美食と言われる美味しいものって、
身体に良くないものだったりすることが多い。
高級牛肉や大トロやフォアグラやクリームやバターなど、
その脂こそに美味しさが含まれていたり、
甘いものの美味しさも人を中毒性にさせる。
総じて健康を害することになるのは周知の事実。
世界が豊かになり、中流の人が増えたことによって、
みんなが美食を求めた結果、生活習慣病や肥満が増え、
そこにストレスなどの心的要因も加わり、身体を壊して
しまっては、食べ物の質の向上で長寿になるのはいいけど、
どこに向かっているのかと問いたくなる。
その上、美味しさの追求は、すでに目の当たりにしている
気候変動や環境破壊にも大いに関わっている。
人間が牛や豚や鶏などの肉を、大量摂取することによって、
畜産が盛んになった結果、育てる土地にも限界がきてるし、
げっぷやおならから出るCO2の排出量は、
自動車産業よりも畜産の方が多いという事実がある。
それくらい世界中の動物のほとんどが、
人間が食べる畜産で占められているから驚きです。
牛乳やチーズや卵や焼肉や焼き鳥なんて、
もはや日常に欠かせないほど、身近な食材になっている。
それによって成り立ってる畜産以外の産業も多くある。
海外の著名人も提唱してるヴィーガンはまさに、
ただの菜食主義ではなく、環境問題を踏まえた活動の一環。
人間のエゴが皮肉にも、地球を汚してるという事実。
お肉以外にも美味しいものはたくさんある。
極端にヴィーガンでなくても、現状を知ることは大切。
お肉を食べる量を少し減らすだけでも、
地球は綺麗になるかもしれない。
果たして人類は進化してるのか退化してるのか。