お金について考えた

よく宝くじで大金なんかが当たってしまうと使い方を誤り人間をダメにすると言う。

なんとなくその論理はわかるような気はする。

お金とはほんとに不思議なもので、どれだけたくさんあっても使おうと思えばすぐにでもなくなる性質を持っている。

お金に余裕があると、いつもより高いものが欲しくなるし、生活レベルも上がってしまうし、あればあるほど使ってしまうのは、その原理が人間の欲望の本質を表しているからに違いない。

他にも社会的地位のステータスをはかる指標でもあるし、承認欲求も満たせるし、高揚感を得られる。

豪邸暮らしも、高価な車も、高級な時計やファッションを身に纏うのも、それらの権威や権力を誇示したくなるのは、大昔に大きなピラミッドを作らせたお偉いさんの人間性とそう変わらない。

お金の本質はただの交換ツールであり道具なのにもかかわらず、人間性と密接に関わりのあるところがとても興味深い。

そしてただの交換ツールであるはずのお金は、この社会というゲームで生き残るために最低限必要なものであり、その残酷な事実からはだれも逃れられない。

生きてるだけで税金はかかり、死んでからも何かとお金がかかってしまう。

お金がないことで、教育が受けられなかったり、周りに置いていかれたり、心が蝕み悪循環に陥り、ときに罪を犯し、自死にも追い込む。

人間の精神と切っても切り離せないお金は、もはやただの交換ツール以上の力を持っている。

お金のために仕事をしている人がほとんどではないだろうか。

自分の人生の貴重な時間という価値を、誰かや会社のために捧げて、お金という対価で得る。

お金がなくても最低限生きていけるシステムになったとしたら、一生安定した暮らしが手に入るとしたら、人は何をしたいと思うのだろう、とよく考えたりする。

人間関係もまたお金でつながっていることが多いように思う。

会社の雇用関係、夫婦関係、恋愛関係、友達関係や家族関係でさえもお金でつながっている人はいるだろう。

多くの人が少しでも給料の高い会社で働きたいし、裕福な人と結婚したいし、お金に困りたくないと願っている。

その中でお金欲しさでときに大切な人を裏切ったり、裏切られることもあるだろう。

そんな関係をつなぎとめるのはやはり人間がつくりだした信用という実体のないものだ。

一朝一夕ではつくれない信用だけがお金だけの関係を超えていく。

いい思い出、心に残る出来事、感謝の交換、損得ではない人間関係、それらがあってもなお、お金が狂わす人生もあるので、何事も自分に合った適量を知りいいバランスを保つことが大事だなあと思った。

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