正しさより優しさ

人の行動は無意識が9割を占めていると言われるくらい、咄嗟に反応する出来事は幼少期の環境や経験則がもとになっている。
まずは直感がはたらき遅れて論理や理性がやってくる。
抑えられない衝動がいろんな事件の引き金になっていたり。
脳のシステムがそのようにできているので、完璧な人間はおらずだれしも間違いを起こすことがあると思う。
それに直感というのは身を守るための防衛本能でもあるので、必ずしも悪いことばかりではない。
男女の差もある。
女性は話を聞いてもらって共感してもらいたいだけなのに、男性は結論だけが欲しかったりする。
よくメディアで見られる論破合戦のようなものはどこまで正しくて意味のあることなんだろう。
エンターテイメントとして眺めるのはおもしろいのだけど。
言い負かしてやりたいという気持ちは日常生活にも溢れていると思うけど、正しさというは価値観や文化の違いによって変わってくるので、一概にひとつだとは言えないはず。
自分の正しさを主張したいがために相手の心を傷つけたならば、それは本当の正しさなのか。
直感が先に来て論理が後から来るように、人間にとってやっぱり感情は大切にしたいもの。
あらゆるコミュニケーションにおいて正しさよりも相手を慮る優しさが大事だと思う。

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