年齢を重ねるごとに、だいたいの人が丸くなっていく。
いろんな経験がそうさせるし、視野も広がり、
柔軟な発想ができるようになり寛容になる。
自身を思い返してみても、若い頃は調子に乗っていたし、
口が悪く平気で人を傷つけていたし、生意気でしかなく
人としての未熟さが際立っていた。
そんな過去をめそめそと悔いても仕方がないのだけど、
人を傷つけたり、迷惑をかけたりすることで、
そこから学びを得て、次に活かそうと繰り返すことで、
角が取れ丸くなり、成長していく。
と、自分を正当化してる時点でまだまだ未熟ですが。
思春期の行動が理解しがたいものであるように、
ヤンキーたちが世界の中心でいきってるように、
何が最善かの知識がない、知らないことで、
行動の選択肢が狭められてしまう。
誰しも始めから完璧であることはむずかしくて、
経験を通して対処法を知り、教訓を得ていく。
学びがないままだとヤンキーはヤクザになっていく。
学びを受け入れれる器の大きさも大事で、
いくら知識を得ても器が大きくないと許容量に限界がある。
ひとつの物事には、いろんな見方や捉え方があって、
それはもう指では数えられないほど、
人によって意見の在り方は多様多種。
ネガティブに捉え落ち込む人もいれば、
ポジティブに捉え意気揚々とする人もいる。
自分が知ってるだけの世界観を未熟だと知り、
相手の考えや意見に耳をすまし取り入れる。
ひとつの物事の見方を面とするならば、
大人になるにつれ丸くなるということは、
丸というより、角が取れるというより、
知ることによって面が増えていくことによってできる
丸のように見える多面体かもしれない。