先日書いた、
美味しければいいと言っておきながら
食材の価格と美味しさの相関関係について
ひとつの答え合わせとして。
食材の価格が決まるのは、
希少価値と、それを作るのにかかった時間。
食材の味や美味しさが決まるのは、
作り手の情熱の量だと思っています。
野菜を作るのにも、牛を育てるのにも
ちゃんと美味しいものを届けたいと
本気で思ってる人は、
手間と時間と情熱を投下してるので
それだけその生産に念が入ります。
目が行き届き、美味しさを守るためには
伸び伸びとストレスのない環境で育つ必要があるため
必然的に大量生産ができなかったりする。
大量生産イコール美味しくない、ではないけど、
情熱という視点で見ると、
あながち間違ってないと思う。
コンビニや百均の商品に情熱は感じない。
情熱は複製できない。
数が多くなればなるほど薄まっていく。
人間も野菜や牛と同じように生きものなのだから
伸び伸びと美味しく育った方がいいわけで、
文明が密になったことで危険にさらされてる今、
人間が生きものとして本来あるべき姿を取り戻すためにも
ウイルスが大事なことを教えてくれてるような
気がしてならない。
これからは美味しい食材と同じように
人間にとっても、希少性と時間と情熱が
重要になってくるはず。