目先の便利より、将来の健康

気持ちのいい昼下がり、老後の生き方についてお客さんと話していた。
少なくなっていく年金、定年後の再就職、子供も巣立って夫婦二人の生活。
みんなそれぞれに悩みを抱えている。
女性はコミュニティ作りが上手だから、なんやかんやとゴールのない世間話をしながらでも、話せる相手がいるだけで、心は健康になりそう。
男性で定年をむかえた人は、会社というコミュニティから出てしまったあとは、寂しそうにしている人が少なくない。
そしてだいたいが奥さんに煙たがられている。
周りに目もくれず仕事一筋で家族のためにがんばってきた男性たち。
その居場所はあまりにも狭く、居心地も悪そうだ。
文句を言いながらも身の回りのことや食事に関しては、夫婦であるだけましかもしれない。
今の世代だと、だいたい奥さんがやってくれる。

ところがこれからは確実に単身者が増えていくという現実。
洗濯や掃除は機械がやってくれるから、たとえできなくてもさほど問題はない。
だけど料理だけはまだまだ機械がやってくれない。
一人分を作るのは大変だし、買えばすむ話だけど、どうしてもインスタントなものに手が伸びてしまうのが大半ではなかろうか。
スーパーでレジに並んでいる時、男女問わず単身者らしき人の買い物カゴを無意識に覗いてしまうと、そこに入ってるのは身体によくない食品ばかり。
自分はまだ料理ができてよかったなあと思う。
同情するわけではないけど、こんな時に便利の意味をあらためて考えさせられる。
人間は目先の楽や楽しさを求めてしまいがち。
毒も健康も積み重なった先にしか表れないから、今からすぐにでも食生活を大切にしないといけない。

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