お店が今日で4周年を迎えました。
お客様あってこそ成り立つ循環の中で迎える節目は、
ひとたび立ち止まり整理をし、
考える時間を与えてくれます。
人類が勝手に時間を区切り、
振り当てた月日にもかかわらず、
一定のスピードで止むことなく流れる時間は
春に桜が咲くように、
夏に蝉が鳴くように、
秋に赤が濃くなるように、
冬に猫が炬燵で丸くなるように、
人類以外の生命たちも、区切りのない時間を
周期で認識し全身で感じている。
今年は営業方針を完全予約制というスタイルに
変更するという大きな変化があって、
まだまだ認知されていないことも多く、
戸惑いや葛藤を抱えながら、今後のことも含め、
この周期になってみて深く考えさせられます。
また新型コロナウイルスによる影響で
もともとテイクアウト専門だったから
危機を免れたとはいえ、決して他人事ではなく
飲食業界のあり方や構造そのものが
根底から問い直されてるのを、間近で感じていると
食に携わっている身として、
何かできることはないものかと、
ない知恵をしぼる毎日です。
この節目を機に、次の5年目をどうしていくか。
もとの世界に戻れないと囁かれてる中で、
どのようなカタチが求められていて、
時代の価値観に適合できるのか。
たとえ少しずつでも学び探りながら前に進み、
その答えのようなものを見つけていきたいと思っています。