中学の時のユニクロは、買いに行くのが恥ずかしかったし
着てるとなんとなくダサい象徴だった。
ところが今はみんなのスタンダードになってる。
生地もしっかりしてて、デザイン性も良くなった。
シンプルさも暮らしにうまく溶け込んでいる。
昔は個性を強調するために、身に付けるもので
他の人と差をつけて、どこか派手で煌びやかなイメージ。
最近は多様性という言葉もよく聞くようになって、
そもそもみんなが違うという観点に立っているから、
似たような服を着てても違和感がない。
すっきり、清潔に、シンプルに、
片付けや断捨離やミニマリズムが象徴するように、
時代のスタンダードがシンプルに移行している。
きっと豊かになってモノや情報が、
もはや溢れすぎたことで導かれた必然の結果。
歴史を見ても、シンプルさと派手さは
大きな流れで繰り返していて、シンプルの次は
また派手な世界がスタンダードになるでしょう。
料理の世界においても、同じようなことが
言えるとしたら、シンプルで定番料理はこれから
重宝されるかもしれない。
定番料理は、もうずいぶん長いあいだ定番料理で、
あまりアップデートされてないどころか、
それをベースにアレンジされていく。
オムライス、ハンバーグ、焼き鳥、お寿司、
うどん、蕎麦、ラーメン、パスタ、などなど、
もう新しい定番料理や新しい麺は、現れないのでしょうか。
これからは世界的な人口増加で、
食料不足の危機が懸念されているので、
植物性プロテインや昆虫食や培養肉から、
新しい定番料理が生まれるかもしれません。
ちょっとこわい。