高校生の時は理系だったので、国語は苦手だった。
だから本なんてあまり読んだことがなかった。
そんな時、友達が休み時間にフロイトかユングの心理学の
むずかしそうな本を読んでいた姿が、かっこよく思えて
自分も興味があった生物学か遺伝子かの
むずかしそうな本を読んでみたら面白くて本にはまった。
はじめの動機なんてそんなもの。
本を読んでる自分の姿に酔ってただけかもしれない。
だからキンドルなんかより紙の本の方が好き。
本を読んでる感じがする。
基本は仕事柄ビジネス書と小説を並行して読む。
ビジネス書が仕事の役に立つのはもちろん、
小説も言葉の言い回しや表現方法は記憶に蓄積されていく。
その著者の描く世界に入ることができ、
価値や考え方を知り、伝えたいメッセージを受け取る。
今はネットメディアで溢れ、若者の本離れが進み、
出版業界も斜陽産業と言われてるけど、
歴史の出来事は言葉が繋いできたように、
これからも言葉によって、
未来へ形を残していくことはたしか。
本というのはそれだけ叡智がつまっているから
簡単にはなくならないはず。
映像と違って自分のペースで読めるから、
じっくり考えれるし、丁寧に味わえる。
自己投資には効率もよく、
本を読むなという人は聞いたことがない。
本の良さはわかっていながらも、
なかなか本を読まない人に対して、
本を読んでる姿は、かっこいいという風潮を作れば
内容に関わらず、きっと読むようになるはず。
きっかけは自然発生するもの。
ビジュアルも大事ですよ。