不満や愚痴を言うことが、
あまりよくないとされている風潮があるのは、
評価経済社会がもたらしたものかもしれない。
SNSで他人の誇張されたリア充を覗き、
フォロワー数で人の価値が数値化されるようになると、
まるで自分が周りと比べて劣っているように感じるから、
弱さを見せることをためらってしまう。
ストレスはコップに水が溜まっていくようなもので、
一定に量に達すると急に溢れると言われている。
自分でも気づかないうちに溜め込んでいたりする。
弱さを見せづらいのは、社会的な立場を守るためだったり、
弱さを見せてる自分がカッコ悪いと感じていたり。
だれだって好かれたいし誹謗中傷されたくない。
世間体としてこうあるべきという思い込みや
プレッシャーで我慢しすぎるのはとても危険です。
その衝動が思いもよらない行動を掻き立てたりしてしまう。
だれにだって弱い部分があって、その弱さがあってこそ
人格すべてを形成するものでもあるし、
ひとつの人生という物語だと思うから、
そんなにカッコ悪いことじゃないですよ。
むしろ弱さを見せれる方が素敵だったりするし。
だから、だれかに話したり、書き出してみたり、
自分の外に出すことは大切だと思うのです。
人それぞれ許容量の違いこそあるけれど、
悪いアウトプットをしないことには、
いい情報や楽しいことがあっても、
入ってくるスペースがなくなってしまうから。