声のちから

刻一刻と終わりに向かっている中、

感傷に浸ってる場合ではないけど、

お客様から応援の声をいただくことが多くなってきた。

失ってこそ気づくありがたみや後悔なのか、

普段からの気持ちが出来事をきっかけに表面化してるのか、

いずれにせよ、いただける言葉に胸を打たれるというのは

大袈裟か、最近心が揺れて仕方ない。

このお客様がそんな風に思ってくれていたんだ、とか、

あのお客様はこんなに気にしてくれていたんだ、とか、

全員の顔と名前は一致しないけれど、

いろんな方からの声が届いていて、とても嬉しい。

応援というのはこんなにも励みになるんだと実感している。

思えば、テイクアウトという形態は直接ご来店を

したことがなくても、友達や何かの会を通して

当店の料理を口にする機会がある。

つまり拡散性があり、いいことも悪いことも

広く遠くに届けることができる。

そういう意味で、テイクアウトにしてよかったと思うし、

コツコツとやってきてたことで認知も広まり、

応援を多くいただける要因にもなっている。

お料理を褒めていただける声、

身体の心配をしていただける声、

残念がって惜しんでくれる声、

ほんとに、ほんとにありがたいことです。

デリバリーをしたりしなかったり、

予約制にして利用しずらくさせてしまったり、

挑戦し続けてたといえば聞こえは言いけど、

見方を変えれば迷走してるとも言えなくない。

それでも好きでいてくれて、応援してくれて

喜んでいただいてる反応を感じると、

なにか違うかたちでお返ししたいなと

思わずにはいられません。

こんな小さなお店の物語にお付き合いくださり、

ほんとにありがとうございます。

そして、この閉じた場所にわざわざ足を運んでくださり

いつも読んでくれてるお客様もありがとうございます。

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