時代の転換点

どんな仕事も大きな会社に属していると、

自分の携わっている業務が、

流れの中の一部だけを担っていることが多く、

どうしても消費者と直に接する機会が少ない。

分業制にすることで、

資本主義社会は大きくなってきたし、

その恩恵で今の生活が成り立っている。

でも大きくなりすぎた弊害がいろんなところで、

今まさに起こってきているような気がする。

情報が溢れ、選択肢が増えたことで、

誰でも学びにアクセスできるインフラが整い、

大きいことって本当に正解なのかと、

多くの人が疑問を持ち始めている印象を肌で感じる。

貴重な自分の人生の時間を捧げて労働していることに。

メディアが扇動している幸せの人生設計図を、

そのまま周到していくように。

転職や副業も徐々に受け入れられるようになってきて、

自分らしく生きれることに価値が生まれてきている。

コロナしかり、テクノロジーの発達と共に、

時代の流れは個人や小さきものに向かい、

それは人類が本来の人間性を取り戻そうとしている

行為なのではないのか。

生きてる実感、やりがい、使命感は、

誰かにやらされた仕事よりも、

自分の手から頭から生まれたものの方が、

より感じやすいはず。

直接、面と向かって相手に喜んでもらう、

そしてその関係性が継続していくということに、

世界的にも価値の重心が傾いてきている気がしてならない。

いかなる大切なことも、本質に気づくためには、

まずは知ることから始めないといけなくて、

知るための時間を確保することが優先される。

やるべきことに追われ忙しい毎日の中で、

何をしないか何を捨てるかの選択にとても勇気がいる。

でも空白を作ることでしか新しい情報は入ってこない。

怪我をしたら細胞が勝手に新しく再生してくれるように、

なくすことで自然と無意識にアップデートされていく。

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