飽食の時代

飽きるほどにじゅうぶんな量を食べれるということ。

世界は豊かになり、人口がどんどん増加していくので、

食べる人も増える分、食料がたくさん必要になる。

その過程で大量生産はやむをえなく、

日持ちさせるために、科学的な保存料を使ったり、

畜産に負荷をかけ無理やり育て、早く大きくしたり、

農薬を使ったり、加工したり、代替品を作ったり、

様々な新しい技術が日夜、研究されている。

そして、このような食べることについて学べば学ぶほど、

日常に溢れてる食品のほとんどが、

人間の身体に良くないものがほとんどだと知る。

料理に携わるものとして、お客様の身体に良くないものを

提供しているのかと、罪悪感すら生まれてしまうほどに。

人類が美味しさを追求してきた結果、身体に支障をきたし、

さらに環境汚染にもつながっているなんて皮肉でしかない。

最近でこそ、糖質制限やカロリーオフが目立つようになり、

いろんな人が健康について警鐘している。

今の人はあきらかに食事を摂り過ぎてもいるらしい。

1日に必要な糖質量が、ごはん1杯分でいいなんて。

食料危機を迎えようとしているのだから、

出費も抑えれるし、食べる量を減らしてみようと思った。

減らすことで、集中力が上がり、生産性も上がり、

身体にもいいなんて、メリットでしかない。

大昔の人は、狩猟だけで生きてきた。

今は生きるのに、じゅうぶんな量の食料で溢れている。

なんと豊かで贅沢なことか。

知ることの大切さを痛感している。

考えるきっかけになるから。

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