どこもかしこも広告で溢れていることに違和感しかない。
テレビ、雑誌、WEBメディア、YouTube、SNSなど。
広告ビジネスはよくできている。
どんなビジネスもまずは知ってもらわないと始まらない。
とはいえ、適切な場所に適切なタイミングで
広告を出さないと悪い印象を与えてしまいかねない。
それほどに今の広告は、しつこいものが多くて
嫌悪感すら抱いてしまうのはぼくだけでしょうか。
有名タレントがどれだけいい感じで宣伝してようが、
案件であるカラクリが見えてしまってる以上、
この開かれたネット社会で心を動かす人は、
どれだけいるのだろう。
ネット上では、たくみにクリックを扇動するような
動いてる広告や、閉じるボタンがどこにあるか
わからないような広告の数々。
研究し尽くされた人間の行動心理をうまく利用して、
購買意欲を掻き立て、なんとかして認知させようと
奮起してる様には違和感しか感じない。
AIでパーソナライズされたおすすめに誘導され、
ついつい滞在時間を長くして、貴重な人生の時間を
これでもかと奪ってくる米大手企業たち。
今までは利害関係のうまく噛み合ったシステムだったけど、
有名タレントが嘘のおすすめをしてるように、
しつこすぎる広告に嫌悪を感じるように、
課金すれば広告が非表示されるように、
広告の本質が変わってきてる気がする。
認知に集客に売上に競争に成長に。
これだけ地球が悲鳴を上げているのに、
どこまで人間は進歩しようとしてるのか。
心の在り方に幸せを見つけることができたら、
そんなに必死にがんばらなくても生きていけるくらい
世界全体の生活の豊かさの水準は上がっている。
人間の欲はどこまでも果てしない。