今までやったことないことに対して、
勇気を出して行動することを挑戦と呼ぶ。
人間はそもそも本能的に生存したい気持ちが強いので、
挑戦せずに身を守るほうが理にかなっている。
でも不思議なことに人類の進化は、一部の挑戦者たちが
もたらした現象だと言っても過言ではない。
命の危険をも顧みずにやってみようとする精神。
もっと世界をよくしたいと願い新しいことを始める。
そこに至るまでの過程は、本能に逆らっているのだから
苦しくて辛くて大変な道のりだとわかっていてもだ。
それほどまでに先に描く未来への希望や願望の効力は、
エネルギーの源泉となり行動を推し進める。
時には周りの人に反対されることもあるだろう。
他にも犠牲にすることがたくさんあるだろう。
それでもやってみたいという欲望もまた本能の一部だ。
怖くて、不安で、孤独で、眠れない夜を乗り越えていく。
もう後戻りはできないくらいに迷い込んだ道は、
前に進むという選択肢しか与えられていない。
その先に失敗なんて言葉は存在しない。
全ての出来事が自分の体験となり糧になるから。
もし思ってたのと違うかったら軌道修正すればいいだけ。
次はどうしようと考えることができる。
論理的には間違ったことが一つ減ったから、
その分成功の確率が少し上がったことになる。
人は表側の世界しか見ようとしない。
多くの成功美談の裏側には失敗物語が潜んでいるもの。
何かにがんばってる姿はやっぱり美しい。
そこには心を震わせるような感動があり、
自分もがんばろうと思えるいい影響を与えてくれる。
人間賛歌はこれからの未来を良くするために必要な精神だ。
正直、どんな結果になろうとも
挑戦したことそのものに意味があると思っている。
そして世界中におけるその小さな行為の集積が
人類を前に進めているとも言えるのではないか。