食べログの裁判について思うこと

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220616/k10013674551000.html

まず、いまだに食べログの点数やレビューを頼りにして、お店選びをしているユーザーがいることに驚いた。
新しい風潮は都会から田舎へと移り変わっていく傾向があるのに、都心で起こった出来事であることにも驚いた。
肌感ではインスタやグーグルマップでお店を探している人が多い印象。
今回の出来事は、これから大きなパラダイムシフトが起こりつつある未来を象徴している。
巨大テック企業やプラットフォーマーが力を持ちすぎた限界からくる、歪みのうちのひとつに過ぎないと思う。
トランプ前大統領がツイッターのアカウントを消されたり、cakesというプラットフォームがサービス終了を告げたり。
Kindleで買った本はAmazonがなくなってしまったらデータは返ってこない。
それほどまでに中央集権的ないち企業が、国家をも凌駕するくらいの影響力を持っているのが現代のWeb2と呼ばれる思想的な概念だ。
フォロワー数に左右されるインフルエンサーの価値はデジタル上でだけ担保されている。
アルゴリズムを変更したくらいで売上まで変わってしまうのはやっぱりおかしい。
でも事実、デジタルマーケティングではSEO対策などのアルゴリズムに合わせるように働きかけると、余計にプラットフォーマーにコントロールされていくシステムになっている。
そんな時代に違和感を覚える流れが、ポスト資本主義であったりWeb3の考え方だったりする。
同じように自分の思想もその考え方に深く共感している。
今、変革期の真っ只中にいて、食べログに象徴されるような事件はこれからもっと増えていくだろう。

しかし食べログの点数に依存してしまうような営業の在り方にも問題があるように思う。
お客様としっかりコミュニケーションをとって信頼関係を築いていれば食べログの評価は関係ないのでは。
でも都心部や観光地などはそうも言ってられないのか。
包丁は美味しい料理を作るのに欠かせないけど、人を殺めることもできる。
数字も使い方次第。
それを見て判断する消費者の意識を変えることも大事だと思う。

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