旅は道連れ

目的を超えた目的というのがあると思っています。
例えばスポーツなら、その競技をする目的以上に仲間と同じ目標に向かって切磋琢磨することや、達成した時に一緒に喜べることは何にも耐えがたい充足感をもたらせてくれるでしょう。
例えば習いごとや何か趣味の集まりの類いも、自分の好きなことを語れる仲間がいることで共感が生まれコミュニティが強くなります。
共通の話題を話せる人がいることは楽しいし安心感につながります。
飲食店も美味しい料理を食べること以上に、一緒にいく人と同じ時間を過ごすことや、居合わせた他のお客さんと新しい出会いがあったりと、場所としての機能があったりするわけです。
いずれにせよ、意図していなくても人は目的を通して、その奥にある他者との関わりをどこかで求めている側面があると思います。
もちろん一人で楽しむことも大事ですが、社会の中にいる以上どの場面を切り取っても他者は存在していて偏愛であればあるほど、それを理解してくれる人がいた時には喜びもひとしおです。
そう考えると世の中のほとんどのことは他者と関わるために用意された道具にすぎないかもしれません。
仕事も家庭も世間も生命も。
人生という旅の途中でどんな人と関わっていくのか。
どんな人と関わって楽しく過ごせるのか。
そこに幸せのヒントがあるような気がしました。

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