体育会系の良し悪し

いわゆる体育会系のノリがとても苦手なのだけど、どこか掴みどころのない定義なのに、多くの人が使い方をわかって運用しているのが不思議に思えた。

体育会系とは、明るくて、陽気で、つながりが強くて、集まりが好きで、どこかよそ者に対しては排他的で、そんなイメージ。

調べてみると、上下関係が明確で、礼儀正しくて、チャレンジングで、気合いや根性などの精神論が存在する、とある。

今の時代にはそぐわないような気もするけれど、そんな慣習は職場でも地域でも仲間内でもよく見かける光景だ。

そもそも体育会系と言うくらいだから、スポーツをする人たちから生まれたコミュニティの在り方だろう。

よく考えてみると、スポーツは大抵において団体戦なので、勝利という最終目的のためにチームが団結するために生まれた慣習が体育会系であって、結局のところみんなでまとまって何か目標を達成しようという気運の高まりが本質なのではないだろうか。

その意味において職場にしろ地域にしろ体育会系のノリは必要であるような気がする。

時にはお酒を飲んで語り合わないとチームはまとまらないだろう。

でもこれからの時代は個人が活躍できる環境が以前よりも整っている。

大人数のチームで戦わなくても少人数でもじゅうぶん勝てるようになった。

仕事は戦いでも勝つものでもないけれど。

とはいえ体育会系の意味のニュアンスは、悪ノリをする人たちという解釈に変容してる気がする。

個人の性質による向き不向きもあるだろうけど、体育会系かそうでないかに当てはめるのではなく、時代や社会の変化で変わっていく人との関係性にうまく適応できることが重要なのだと思う。

目的のためにどの手段を選ぶかというセンスが問われている。

関連記事

  1. 想うことも感謝

  2. その一言で

  3. 自分次第

  4. 振り返る大切さ

  5. 時間は買える

  6. わからないおもしろさ