ナイトデリバリーがもう7回目を迎えた。
コロナの影響で外食できないお客様に対して、
少しでも楽しみを提供できたらという想いで始めてから
約3か月が経ち、コロナもいったん落ち着きを見せ
以前より注文の数も減ってきてはいる。
日にちも地域も指定していて、時間も曖昧なのに、
ご注文くださるお客様の理解には敬服する思いです。
労力でいうと、夜の準備がプラスになるので、
大変といえば大変になるけど、料理をお届けした時の
お客様の喜んでいただける反応を見ると、
店頭でお渡しする時とはまた違う感覚に浸れる。
だって何もしなくても食事が家に届くって、すごく便利。
でもこの流れはこれから主流になっていくだろうな。
ウーバーイーツや出前館以外にも、
参入してくる会社が現れそうだし、ネックになってる
配達料のコストも改善されていくでしょう。
今回、いろんな飲食店さんがテイクアウトを始められて
むずかしかった一番の問題点は、テイクアウトに
向いてる料理と向いてない料理の使い分けだと思う。
テイクアウトでは、どうしても香りや温度の臨場感の
再現性がむずかしく、こればかりはその場で体験しないと
味わない味以上の価値があって、そのダイナミズムを
うまく演出し、お客様の方もその価値の重要さに気づき
もっと理解が深まれば、飲食業界アップデートの
可能性があるのかもしれない。
逆にテイクアウトにする商品は、臨場感を求めず
時間が経過しても美味しく食べれるようなもの、
時間が経過してこそ美味しく食べれるようなものに
特化した商品作りをする。
あれもこれもと欲張らず、それぞれの役割を理解して、
その特徴を全うすることを考えてみようと思いました。