お店を始めてから、仕事と休みを明確に分けるという感覚がなくなった。
物理的には、定休日にも仕入れをしたり、仕込みをしたりしているし、
精神的にも、仕事につながるアイデアを探すアンテナは常に張っていて
休んでいる、という実感はなくて、仕事をしている、という実感もなくて
それが苦痛なわけでもなくて、うまく表現できないけど、ただ生きているという感覚。
その上、一人でやってるから、時間の裁量はある程度コントロールができるのでストレスもない。
これは、ワーク・アズ・ライフと言って、仕事もプライベートも融合しているという働き方で
自営業なら、だいたいこのような考え方に寄ってくると思います。
いつ会社がなくなるかわからない不安定な世の中で、会社に依存しすぎるとあまりにもリスクが大きい。
なのでこれからはワーク・アズ・ライフという働き方はとても大切だと思うし、
自分の提供できる価値に重きを置いて、そのための自己投資を今のうちから準備しておきたいものです。
子供たちにもそう伝えていきたい。
働き方改革で、働く時間が短くなったはいいものの、
働く意義というか意識が変わらない限り、根本的な解決にならない。
それに何かひとつ得たいものがあって、その修練を積むには、
情熱を以て大量に時間を注ぎ込まないと身につかないから、
単純に時間を短くしたらいいというものではないような気がします。