気づくとは何か

日常生活の中で不意にハッとする時、頭の中で何かが起こっている。
新しい発見や気づきというのは予想外なところで生まれるような気がする。
脳科学的に言えば、シナプスの結合、何かと何かがリンクした時に記憶に定着すると言われていて、かけ算や歴史の年号を語呂合わせで覚えるのはまさにその効果を表しているいい例だ。
学習をする際、意図的に操作できるものもあるけど、不意にやってくる気づきは自然発生的でとても興味深い。
大人になると学生の頃のような詰め込み型の学習はしなくなるので、新しいことを”覚えよう”という働きかけは使わなくなる傾向があると思う。
それにエネルギーが必要なので、よっぽど好きな対象でない限り機能しない。

気づきには人それぞれの特性もあるかもしれない。
気が利く人と気が利かない人で違いがあるように、どちらがいい悪いではなくもともと備わっている性格と言える。
なので何かに気づくために大事な内的な要素は、前提として観察力や感性や好奇心が必要なのだと思う。
外的な要素としては、制約や締切などの枠組みがあってこそ課題を解決したいという挙動が生まれる。
いずれにしても脳に負荷がかかっているからこそ、何かに気づいた時の爽快感が得られる。
頭の中に散らばった点と点が線でつながる時、それがシナプスの結合ということだろう。

もしくは積み上がっていくものと捉えることもできるかもしれない。
器のようなところに問題意識やヒントが溜まっていって溢れた時に気づきが生まれる。
なんにせよ不思議なことに気づきには限界がないのがおもしろい。
世の中はわからないことだらけで知らないことが山ほど溢れている。
気をつけたいのは、気づいたこと、わかったことが正解でなくその時点での暫定解に過ぎないということ。
わかった気になってしまうとそこで思考停止してしまうから。
気づきが生まれるということは、それだけわからないことに対して関心があるということ。
その体験の蓄積がさらなる気づきを生むんだと思う。

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