夢と欲

人間にはみんな欲がある。
欲があるこそ人類は進化してきた。
そして欲には際限がなく中毒性があって、
手に入れても、手に入れても、もっともっと欲しくなる。
生理的な欲求である、食や性や睡眠は仕方ないとして
お金や名誉や地位や承認は人間が作った幻想に過ぎない。
どうしてすでにあるのに、もっと欲しくなるのか不思議。
欲は良い側面もあるけど、人をダメにもする。
欲望にまみれた世界は、どこか息苦しく
ついつい引っ張られそうになる。
欲をうまく制御できるかどうかは、
幸せとも密接に関わってると思います。

子供とかによく夢を持とうとか、
好きなことを仕事にしようとか、
将来何がやりたいかを聞いたりするけど、
夢という言葉は、あまりにも大きくて漠然としてて
よくわからないものだったりする。
でも夢も分解すれば欲の集まりで、
こうなりたい、や、あれがしたい、が
合わさったものと見るならば、
子供にも理解しやすいのではないかと思うのです。
大きな目標も大事だけれど、
まず身近にある小さなできることを増やして
自信をつけていけば、いつの間にか大きなことが
できるようになってたりする。
大きなことを成すためには、
小さな積み上げの結果でしかない。
と、自分にも言い聞かせています。

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