気持ちいいという感覚

雨の終わりにようやく訪れた春の陽気が心地よくて気持ちいい。

そう感じるのは自分だけではなく、きっと大勢の人も同じように思っているだろう。

気候が良くて天気が晴れていると、心も身体もうれしくなり気分が上向きになるのは、人間の本能なのか、それとも後天的なものなのか。

気持ちがいいのはお天気だけでもない。

お風呂上がりの冷たい飲み物、寒い日の布団の中、汗をかいた後の癒し、なにも身体的な快楽だけではなく、小銭が空になるような支払い、やるべきタスクが終わったとき、頭の中が整理され他ときなど、生きていると日常で気持ちいい瞬間は度々訪れる。

どのような物質が出たらそう感じるのかはわからないけれど、ある程度は人類みんな気持ちのいいポイントが共通しているような気がする。

でも気持ちいいポイントが共通していないいい例として、音の大きさが挙げられる。

音楽ライブの音量や、緊急車両のサイレンの音、車やバイクのマフラー音、などはちっとも気持ちいいと思えない。

むしろ嫌悪感さえおぼえてしまう。

だから音に関しては本能的な気持ちよさではないのかもしれない。

季節に身をまかせ気持ちがいいと感じれることは、この世界が豊かで平和な証拠であることを実感する。

かたやそんな余裕もないほど逼迫した環境にいる人を想像すると心が痛いけれど、今享受できている境遇に感謝をすることはできる。

気持ちがいい感覚を増やしていくことは幸福感にもつながっていく。

とはいえそればかりだと有り難みもなくなっていくので、適度な緩急のバランスが必要なのだろう。

すぐに終わるであろう春の気持ちよさをしっかりと堪能しよう。

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