夏という言葉は、いろんなかたちで形容される。
夏の終わり。とか、夏の思い出。とか、夏の恋。とか。
どこか言葉だけで熱くて色の濃いイメージがある。
海にプールに花火に休暇に、
この季節ならではの楽しめるイベントごとも多いから
余計に強く記憶に残るのかもしれない。
弾けたような高揚感はこの季節の特徴で、
終わる頃になると少し寂しいような気もする。
年々、気温が上がっていくことに危機を感じながらも、
こう暑いと食欲はどうしても落ちてしまうから、
冷たい飲み物や麺類を選びがちになってしまうので、
栄養面はしっかり気をつけたいところ。
夏の疲れは、栄養の偏りからも起こります。
食べもので体ができてるように、
炭水化物ばかり摂ると、その糖質をエネルギーに変える
ビタミンBが不足してしまいがちなので、
お肉や卵、ウナギなんかは意識して食べるとよいです。
レモンや梅干しなどのクエン酸も疲労回復に効きます。
夏対策の食事療法みたいなものは、
昔から言い伝えられてる知恵が今でも役に立つし、
うまくできてると感心する。
何よりも人間の体が、バランスよく栄養を摂らないと
いけないように、もともとできてるのが不思議で、
それは色んなものを食べてきた生きてきたという証である。
調理技術もさることながら、新しい食材に対して
はじめに食べてみようと思った先人たちの勇気はすごい。
あの手この手で工夫をし、加工をして実験してきたことを
想像すると、犠牲になった人は必ずいるだろう。
目の前にしてる食材の命を、いただけることに感謝すると
同時に、先人たちの知恵と経験と犠牲にも思いを馳せて、
一緒に感謝できると、いいことが起こりそうな気がする。
