与り知らない影響

だれかの活躍に影響を受ける。

憧れや描いてる未来に近い人たちを見てそうなりたいと思う。

刺激を受け、立ち位置を知り、時に羨み落ち込んだりして、もっとできようになりたいと思う。

そんな自分を見てまただれか違う人が影響を受ける。

バトンを渡していくような連鎖は一方的なものではなく、みんながみんな互いに影響を与え合っている。

そう思うと人はみんな等しく存在価値がある。生きている意味がある。

劣等感を抱いている人も、優越感に浸っている人も。

すごい、と呼ばれるような人たちも何かしらの影響を受けてそうなっている。

過ごした環境、文化、風習、関わる人で人格がほぼ形成されると言ってもおかしくないほどに。

自分の意思で決める人生にどれだけの価値があるのだろう。

あずかり知らないところで人は無意識のうちに何かの影響を受けている、ということが最近の興味深いテーマ。

この社会で生活している以上、どうしても周りの慣習に染まってしまう。

常識や思い込みの枠から逃れることはけっこうむずかしい。

精神性や文化というのは思いのほか各個人に深く根付いている。

対立から生まれる争いはこの先もきっと続いていくだろう。

よく耳にする多様性とは、簡単な言葉だけで理解できるものではないと思う。

人は自分が思っているよりもたくさんの情報から影響を受けている。

無意識というのがまた怖い。

自然体でいるということも本当の意味で自然状態ではないかもしれないから。

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