食と芸術肌

常々、いわゆると芸術肌と呼ばれる人たちは自然に近い人たちだと思っている。

自然に近いとは、幼き心、純粋さを保っているというニュアンスで、どこか大人や文明社会に染まり切らない何かを持っている。

だからこそ発想やアイデアが豊かであり、それが表現にも活かされている。

人は大人になるにつれてどうしても環境に慣れて、周りの影響を受けて、足並み揃えて同調していくもの。

社会はマジョリティにいる方が基本的には楽で、マイノリティだと生きづらい。

食はもちろん自然と密接に関わっていて、生産者と料理人までが生命を扱う仕事であるように、ある意味でとても崇高な営みであるように思う。

人間にとって食は大きな存在なのに、自然の恵みを忘れてしまいがちな社会になっているけれど、科学では代替できない自然への憧憬が誰しもの胸の内に潜んでいるような気がする。

どこまでも動物である人間という生きものは本能的に自然を求めている。

身体の不調も、心の不調も、食事の改善で良くなったという例は枚挙にいとまがない。

そして前の習慣にはもう戻れなかったりするもの。

人にとって根源的に大切にしたいのは、やっぱり自然なのではないだろうか。

感動や幸福といった感情は生命が通っているからこそ生まれるのではないだろうか。

うまく言葉にできないけれど、今そんな場所に立てていることだけはわかる。

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