コミュニケーションコストを考える

これは決して不満ということではなく、時代の変化でルールそのものが変わってきていることを示唆しています。
サービス業に従事していると当然お客様とのやりとりは欠かせません。
今はさすがに電話よりもメールで連絡してくる方が多くなってきたような気がします。
(お店の方針にもよると思いますが)
メールで質問をいただく際に、少し調べればわかりそうなことを聞いてくる方に対して違和感をおぼえます。

例えば、
「今日営業していますか?」
「お弁当の値段はいくらですか?」
事前に調べてくださいと思ってしまいます。
お店側の情報提供のわかりにくさを超えて、聞いた方が早いと思っている人です。
大事な要点は来店するのか、予約するのかという部分なので、そこに至るまでのターンのやりとりに時間がかかってしまいます。
電話と違ってメールは同期していないので、すぐに返答したとしても返事の遅い人だと頭の中に宿題が残っている気分です。

あと、
「大丈夫ですか?」という問いかけもよくあります。
これは日本人特有の相手を慮る文化だと思いますが、「大丈夫ですけど、それで要件は?」と聞き返す作業が増えてしまいます。
細かいことを言っている器の小さい人だと思われかねないですが、本質的に問題なのは相手の時間を想像することが大切な価値観にルール変更されつつあるという点です。

インターネット技術であらゆるものが速くなって、いろんなことが便利になったにもかかわらず多くの人が時間のなさに追われています。
まとめサイトや要約でさくっと情報収集しようという流れは、大事なことだけがわかればいい思考に脳も慣れていきます。
コミュニケーションコストが高いということは、無駄なやりとりが多く、前提条件がちぐはぐで、役割の理解不足や読解力のなさが引き起こす意思決定の遅さの文脈で語られます。
何も生産性や効率がすべてではないですが、これからもっと多くの人が「時間」の価値を再確認して、それを無意識的に優先するようになってくると思っています。

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