当たり前に人はそれぞれみんな違う。
育ってきた環境や、影響を受けたもの、大事にしてること。
そうわかっていても、自分の思い通りにならないと、
相手を否定してしまったり、感情的になってしまったり、
とてもとても悩ましい生きものである。
宇宙の法則、世の理、究極の大前提として、
人は誰しも、自分が一番大切で、自分に一番興味があり、
自分のことを一番にわかってほしいと思っている。
利他の精神も、行き着く先は自分に矢印が向いている。
結果的に自分がよく見られたいから。
いやそれでいい、そうわかっていてもなお、
相手に尽くしている事実こそがとても大切だから。
寄付したり、困ってる人をこれ見よがしに助けたり、
そういう人を、日本人は特に偽善者だと揶揄するけれど、
偽善という行為そのものに意味があるはず。
自分のためを通して、相手のためにもなっていて
お互いにメリットでしかない。
ダイバーシティ、多様性という言葉も浸透してきて、
無理して周りに合わせないで、自分の好きを主体に
個人が活躍しやすい社会になってきているけど、
その分、自己責任の負担は大きくかかってくる。
でも誰かや何かに依存しすぎてしまうと、
失った時の精神的負担は大きな傷になるので、
リスク分散をして、備えあれば憂いなし。
何より若い世代には、早く自立できるようにと伝えたい。
仕事の在り方も、家族や愛のかたちも、
こうあるべきという定説は、自在に変わってきている。
自分はどうしたいか、何を目指しているのか、
まずは大好きな自分を知ることから。
以外と自分を知ることが、一番難しかったりするものです。