予約が数ヶ月先まで取れないような、
高級で人気のレストラン的なお店に違和感を覚える。
一人3万円以上とかになると、もう異次元の世界。
ごくごく限られた人しか堪能できない領域。
死ぬまでに一度くらいは体験してみたいけど。
例えば3万円の料理が、1000円の料理の30倍
味が美味しいわけでは、もちろんない。
空間やサービス、インテリアに希少な食材、
非日常な体験に価値が生まれている。
そういったお店は、量産ができないので、
席数も少なく、予約がすぐ埋まってしまうから、
予約取れないイコール人気、というカラクリとも言える。
高級なお店は、ターゲットが絞られているので、
一定数のお客様さえついてしまえば、
十分にやっていけるマーケットではある。
それに何かしらの記念日には、普段行かないような
ちょっといいお店で特別な思い出を作りたくなるのが、
人間の心理というものだろう。
それほどに特別な食における体験は、同じ予約が取れない
でも人気歌手のコンサートのように、たくさんの人には
届きづらい希少なシステムの中にあるので、
ある意味その価値の尊さは、まだまだ眠っていて、
広く伝えれる余地があるような気がしている。
それにしてもあまりにも予約が取りづらくて、
なかなか行けないというのは、どこか不備を感じてしまう。
なんとかならないものなのか。
お店を完全予約制にした口が言うのもなんですが。
だからこそわかることでもありますが。