最近は戦争のこともあって地政学に興味がある。
ちょっと前までは文化人類学に興味があった。
人間とはなにか、どこに向かっているのか。
いつも何かしら知りたいことがあって料理の勉強はあまりしていない。
めんどくさい人間だと自覚している。
地政学とは地理と政治の関係性を見つける学問。
簡単に言うと長い歴史を見ても島国であるシーパワーと、大陸国であるランドパワーがおおよそ争うようになっているのだとか。
そして争う場所もおおよそ決まっているのだとか。
地政学の観点から見るとウクライナはそもそもそのような場所だと運命付けられている。
迷惑な話だ。
ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」と言う名著も、地理的な要素で国の発展が決まってしまうということを示唆しているので地政学と結びついた。
まったくその通りだと納得でしかない。
いくら環境の悪い場所だからといって人間が動かないのも不思議に思う。
愛着がそうさせるのか、億劫さがそうさせるのか。
日本はどうだろう。
未来が明るくない国と言われているし、世界でもトップレベルの地震大国であるにもかかわらず、海外に逃げようと思う人はほとんどいない。
島国だからこそ醸成する文化や精神性があって、これもまた地理的要素で運命付けられていると言っても過言ではない。
各国の政治の挙動が地政学で予測できるとしたら、人間の意志もまた環境によって決められていると言える。
個性やアイデンティティの存在さえも危ういもの。
次にとるアクションは意外と予測できるものかもしれない。
料理をしていたから料理のよさを伝えたいという挙動が起きるのであって、人は誰しも何かのきっかけの積み重ねの上に立っているのではないか。
自分の意思でそれを選んだのか、環境に選ばされたのか。
もう少し地政学について勉強しよう。
人間の行動もそれに当てはまると思うから。
めんどくさい人間の戯言でした。