お客様と話をする機会が増えたことが、
テイクアウトの時と大きく変わったことで、
どんなサービスもお客様が望んでることを、
汲み取って叶えてあげることが優先される。
困りごとや、抱えてる問題、お店がどうあってほしか、
話を聞いてみると、自分の考えだけでは気づけない
視点が得られて、とても勉強になる。
入念に考えた答えがこれだと思って世に提示しても、
完璧であることはほぼなくて、改善するべきことは
まだまだたくさんあると思い知る。
もちろん人によって考え方はそれぞれだし、
全員の意見を聞き、全員の望みを叶えることは
不可能だけど、聞くという行為そのものが大切だし、
認識して深く知るということはやっぱり大切だなあと、
あらためてサービスの真髄に触れている感覚がする。
だからといって、お客様の意見に寄り過ぎても
自分のこだわりが薄まってしまうので、
何がよくて何がいけないかの判断には、
度々迷うし、深く落ちる時が波のように訪れる。
基準が自分にあるのは当然のことだけど、
どれだけ主張を強くしていても、お客様がいてこそ
成り立つお仕事だから、望む声をしっかり聞いて上で、
反映させてこそお店の存在が成立するのも事実。
そこのバランスはほんとに答えのない問いなので、
均衡点を探すのがとてもむずかしい。
結局のところ、そこで発生してるのは、
人と人との関わりなので、
論理よりも感情を優先させないといけない。