料理もエンターテイメント

料理を作るのも、写真を撮るのも、歌を歌うのも

ダンスをするのも、文章を書くのも、誰でもできること。

反対に、映画を作ったり、演技をしたり、

音楽を作ったりは、みんながみんなできることじゃない。

先天的な才能が左右するのか、努力がそうさせるのか、

際立つ才能を見ると羨ましいと思ってしまう。

料理は誰でもできる分類に属しているけど、

まあ中にはできない人もいるみたいだけど、

プロとそうでない人の違いはなんだろう。

お金が発生してること以上に、

携わった時間や考えた時間の長さを、どれだけ自分以外の

相手に使ったかで決まってくるものかもしれない。

料理をただ作るだけではなく、メニューを考え、

食材を考え、調理法を考え、盛りつける器を考え、

値段や食べるシチュエーションまで、いかに相手に

美味しいと言ってもらえるか、満足してもらえるか、

いろんな分野の要素を総合的に思考を巡らす。

写真だってそうで、ただ撮ることは誰でもできるけど、

どうしたら綺麗に見えるかとか、光の捉え方とか、

無限のアングルから最適な角度を探し、

被写体を最大限に引き立たせようとする考えこそが、

誰にもできない経験と思考の賜物であるはずだ。

歌もダンスも文章も、職業もしくは本気でやってる人は

みんな、どうすれば相手によろこんでもらえるかに、

注力をして、経験から学び、思考を巡らせている。

料理も写真も歌もダンスも文章も、それ以外も

みんな相手によろこんでもらう手段にすぎなくて、

相手によろこんでもらいたいという気持ちはまさに、

どれもエンターテイメントの本質が宿っている。

誰でもできることと、誰でもできない差は、

きっとエンターテイメントの意識があるかないかだと思う。

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