わらび餅を売る車が、アナウンスをしながら、
お店の前の道路をすごい勢いで通り過ぎる。
本気で売る気があるのだろうか。
いまどき買う人がいるのだろうか。
どの市場で勝負するかを見極めるのは、
何をやりたいかよりも重要な気がする。
どれだけサツマイモの美味しさを伝えたくても、
石焼き芋を車で売るのは間違っていると思う。
市場全体で考えると、飲食業界も厳しくなってくる。
コロナの影響も大きいし、そもそも人口減少だし、
ニトリのような大手が参入してくるとなると、
二極化は激しくなるばかりでしょう。
流行やトレンドを追う、というのではなくて、
成長市場を予測する感覚は、決して無碍にはできない。
でも時代の読み方なんて誰も教えてくれない。
ー
恐竜が滅び、人間が生き残れたのは、
人間に環境への適応能力があったからで、
恐竜のように強すぎては変化に対応できない。
柔軟性を伴う弱さも上手に使えば、強くなりうる。
コロナや気候変動、地球の環境破壊など、
もとをたどれば人間のエゴが引き起こしてること。
利権や立場を守るために、見て見ぬ振りをする。
豊かさや便利さが考えることを忘れさせる。
もう後戻りができないほどに、大きなうねりが
やってきていることに気づきたい。
危機感は考えるためのいいきっかけにもなる。
生き残るためには何をしないといけないのか。
その答えは簡単に見つかるものではないけど、
抜け道は必ずあるはず。
概念をほぐして、常識を疑い、環境に適応していく。
弱いからこそできることがきっとある。
考えて考えて積極的に生き残っていかないといけない。
そんな話を今日、お客さんとした。