表現とは

表現者か、表現者でないかを分けるなら、

おそらく表現者の方に属していると思う。

何かにつけて何かを言いたくなってしまうのは、

抑えようとしてもなかなかむずかしい。

ちょうど個人が発信できる時代に

生きれてよかったと、つくづく思う。

少し前の時代に生まれていたら、

批判に精神を押しつぶされていそう。

自分の考えが遠くまで届くことで、

理解してくれる人や、共感してくれる人が見つかる。

そんな人が少しでもいることがわかると救われる。

自分でお店を始める人はみんな、

何かしら表現したいことがあるはず。

社会に対して何か言いたいことがあるというよりも、

自分だけの居場所を作るということかもしれない。

安定したお給料よりも大切なこと。

将来の不安や危機感よりも今を充実させたい気持ち。

諦めざるを得ない状況に陥ることもあるけど、

その経験はかけがえのない自分だけの物語。

時に表現をしたいということは、

苦しさやコンプレックスが原動力になっていたりする。

自分なんてコンプレックスのかたまりでしかない。

自覚がなく無意識に感じてる人も中にはいる。

絶対的に言いきれはしないけど、

表現するに至った原因は人それぞれに違っていて、

どこか深層にはその元となった出来事があると思う。

それを見つけるのがおもしろいし、

たどっていった先につながる感覚がおもしろい。

表現は自分を理解したいという気持ち。

自己探求と自己愛の手段にすぎないのではないか。

そんな気がした。

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