変わるもの、変わらないもの

時代の変化が目まぐるしい。
新しい言葉がどんどん生まれてきて、特に横文字が多く、覚えるのもひと苦労。
知っておかないと時代に置いていかれる焦りがつきまとう。
いろんな格差がある中で、情報格差もこれからは確実に広がっていく。
変わっていくものが多くありながら、大昔から変わっていないこともある。
それは人間が生きものとして持ってる感情の部分だ。
他者を慮る気持ち、誰かの役に立ちたい気持ち、人を好きになる気持ち、はいつの時代も変わらない。
人生とは、幸せとは、愛とは。
よりよく生きるために、あれやこれやと思索してきた紀元前の哲学者たちの言葉は現代にも通用する。
先人が残してきた普遍的な道徳や知恵は、何か行動をする上でも大きな指針になる。
むしろそれらの考え方が備わってないと、脆ささえ伴うのではないのか、とも思う。
だからといって理性や論理だけで語れないのも人間の危うさであって悩ましい側面。
どこまでいっても人間は感情の生きもので、いつ何が起こるかは誰にも予測できない。

こんなことを個人が悠長に発信していられるのも、豊かになったからこそ。
かたや遠く離れた場所では、そんなことを言ってる暇もないくらい必死に生きている人もいる。
いつまでも変わらないものは人類が不平等であることかもしれない。
必然として世界は格差が生まれる構造になっているのかもしれない。
自分がどちら側に立っていたとしても、そのような仕組みの中で生きてると思えると少し楽になれるような気がする。

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