どれだけ想いを込めて熱く語ったとしても、
相手側に受け取る感性が備わってないと何も響かない。
どれだけ優秀な先生が授業をしても、
学ぼうという姿勢がないと内容は入ってこない。
失恋ソングが失恋した人に深くささるように。
自発性を育てるのは難しい。
本人自身が気づかないといけないから。
学校に行きなさいや、宿題をしなさいが通用していたのは
昭和の時代背景があったからこそ。
昔は学校や参考書にしかなかった知識が、
無料でインターネットに溢れている。
どの情報を選ぶかにセンスはいるけど、
誰かに与えられなくても、自分次第でいくらでも
上質な学びの機会にアクセスできるようになった。
これはインターネットがもたらした恩恵だと思う。
でも反対に学ぼうという姿勢のある人と、
そうでない人の差は必然的に大きく開いていく。
情報の受け取り方次第では、協調性などはさておき、
学校に行かなくても十分に社会で活躍できる時代になった。
どうしたら自分自身で学びの大切さに気づけるか。
何か大きな出来事がきっかけになることはあると思う。
悲しいことや、辛いことや、苦しいこと、
負の感情は時にその後を飛躍させるきっかけになりうる。
幼い頃からの教育環境や習慣による影響も大きいと思う。
これに関しては、親の教養と意識が左右するから
自分ではコントロールできない範囲かもしれない。
何気ない日常の中で、自分の誕生日の数字の並びが
目についてしまうように、学びも今この情報が必要だと
意識するだけで勝手に入ってきたりすることがある。
いい情報とタイミングよく出会うためにも
意識して受け取る受け皿を広げておくことも大事だ。
これからの時代を生き抜いていく上で、
自発性はとても大切な要素だと思う。