どんな気持ちになってもらいたいか

マーケティングは奥が深い。
この社会に生きている以上、商品を作ればそれを消費者に買ってもらわないといけない。
その道筋を整えることが資本主義的で作為的だったとしても、届ける技術があるのとないのとでは売上に大きな差が出る。
マーケティングの知識はどんな業種にも関係してくるので決して侮れない。
と言ってもいろんな要素が集まった総称なので理解するのはとってもむずかしい。
商品力、宣伝、価格、販売する場所、の設計からタイミング、時代性も含めて、それらをバランスよく提案するのは、そもそも専門の人が必要だ。

学べば学ぶほど奥が深いのだけど、わかってくることは消費者は意外と企業から商品を巧みに”買わされている”。
コピーライティングや割引や限定やら、本能に訴えかけるような心理的作用を使って心を”動かされている”。
その辺はSNSをついつい長く見てしまうのと同じように、興味を引くような動線が設計されていてすこぶる感心してしまう。
でも、そのことでお客様が幸せになれることに一役買えているならマーケティングも決して憎めない。
今に始まったことではないけど、職業病なのか世の中にあるサービスをマーケティングの視点で見ることが多くなった。
どうしてそれを選んだのか、なぜそう思ったのか、どこに惹かれたのか、きっかけは何だったのか。
いいのか悪いのか、もう純粋な気持ちでコンテンツを楽しめなくなってしまった。

小さなお店をしていたら、ある程度は全部自分でしないといけないので、それなりにマーケティングを考えた上で決断していく。
ただ料理を作って食べてもらって終わりではなく、食べた時にどんな気持ちになってもらいたいか、どんなシーンで利用することに意味があるのか、そんなことを想像する。
写真はお店を始めた頃に作ったリーフレットに書いてあったコンセプト。
その気持ちは今でも変わっていない。

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