やりたくないことをやらないだけで

本当に自分がやりたいことや好きなことを見つけるのはむずかしい。

だって選択肢がたくさんあるから。

まずはやってみないとわからないことがあるし、自身と向き合う時間も必要になってくる。

思うようにいかなくて、だれかを傷つけて、いろんな体験を通してこそ見えてくるものがある。

どれだけ自己分析をしても体験の先にある学びから得られるものの方が大きかったりする。

挑戦という言葉はいかにも感があるし、なんとなくむずがゆいけれど、行動をすることの大切さは身にしみて実感している。

それでもいまだにやりたいことや好きなことが明確に見えたような気がしない。

気持ちなんて変わっていくし、時代の価値観も常に変わっていく。

周りを見ればやりたいことや好きなことをしている人は人生が楽しそうだし、生き生きとして見えるけれど、それが幸福とつながるかというと一概にそうでないのでは、というのは自分の意見としてある。

誰だって表向きに演出している顔があるし、楽しそうに生きてる方が他者からもらえる評価も気持ちいい。

羨ましがられ、認められ、輝いて見られる方が心地いい。

SNS的な今の社会はそんな表向きの自分を誇張させて、ありのままの自分と乖離させるような作用がはたらくシステムであるように思う。

幸福を考える上で、自分の特性や本質をよく理解して、周りに流されることなく何が好きで何が好きでないかを選別するのはとても大事なこと。

その一歩目としてやりたくないことをやらないことは簡単に始めやすい。

自分自身に嫌悪感や違和感があるようなことはしない。

ストレスを解消するのではなくて、何がストレスになっているかにきちんと向き合う。

身体に出るサインを見逃さない。

身の回りの人を見ていて、そういうものだから、生活のために仕方ないから、と諦めてしまってる人が多ような気がする。

偉そうに言える立場ではないけれど、そうして省みると一般社会に迎合せず、やりたくないことをやってないからある程度幸せなのかなあと気付いた。

関連記事

  1. My life at my pace

  2. いいものを作るには時間が必要

  3. 時の味わい

  4. 内なる声と外の声

  5. 充足感

  6. 目指せウェルビーイング