たまにテイクアウト企画をしているけど、
期間や数量を限定してしまうと、
予約のタイミングってむずかしいなと思ってしまう。
みんな忙しい中で予定を立てるのはめんどくさいし、
予定がわからないから決めれない間に、
売り切れになってしまうこともあるから。
受け取りの時間もきっちり決めてくれているので、
その労力を考えるとありがたい気持ちでいっぱいになる。
こちらも店内営業と同時進行なので、
たくさん作れないから仕方ないのだけど、
あまり集客を狙って限定にしてると思われるのも、
なんとなくムズムズする。
おそらくいつ行っても買えるという状態だと、
人はなかなか動くきっかけにならない。
かといって、これ以上作れる数量を増やしても、
全部の予約は埋まらないような気がする。
いろんな企画をやってみることで、違いがわかり
考えるきっかけになるからおもしろい。
当然、時代的にもお店的にもテイクアウト料理を
求められているのはわかっているけど、
前のようなスタイルに戻ることはできない。
性格やこだわりを考えるとビジネス的には
向いていないとわかってしまったから。
でも、少しやり方を工夫すれば、
新しいスタイルを築けるような気もしてるけど、
まだまだその答えは見つかっていない。
幸いコロナの現状もあって、食に対するお客様の
理解や寛容さが見受けられるのは追い風にもなる。
何が正解なのかはわからないけど、
自分のやりやすいポジションを見つけれたらと思う。
そんな心の準備や、この時代に存在してる意味や、
求められていることと自分のやりたいこと、
うまく合致する時が来たら万々歳だけど、
その時が来ない時もあってそれはそれでいい。
常に人は出会いも別れも喜怒哀楽も、
タイミングが重なった頂点に立っている。
