ないものねだりの迷路

どこかで陰キャラだからこそ文章が書ける、という記事を

読んでなるほどと思ってしまった。

全員がそうではないけど傾向はあるような気がする。

文章を書くには物事を多面的に捉え、深い洞察と想像力が

少なからず必要で、たしかに暗い人の方が向いている。

ストレートに「好き」と言えばいいものを、

あえて遠回しに情景描写をして「月が綺麗」だなんて言う。

物事に纏う情緒や機微を大切にしているのだ。

こちらからしてみれば陽キャラの世界は賑やかで眩しくて、

世の中の正しいルールのような振る舞いに見える。

マジョリティとマイノリティと言い換えておかしくはない。

またどこかの記事で気づかされたのが、マジョリティ側の

人もマイノリティな人たちの視点の深さや繋がりの強さに、

嫉妬したりすると書いてあって、なるほどと思った。

結局、人は自分にないものを欲しがる生きものなんだ。

人間の欲望には際限がないので、一時的に満たされること

はあってもすべてが埋まることはきっとない。

お金持ちはもっとお金を欲しがるし、

権力者はもっと権力を欲しがるし、

愛情も欲すれば欲するほど執着や依存に向かう。

欲望を完全に捨ててしまえば山に篭れそうだけど、

それはそれで人間である意味がないような気がする。

自分にないものを欲しがるより、自分にあるものを愛でて

大事に育てる方が建設的ではないのか。

時代も前に進みマイノリティの人も以前より生きやすい

社会になってきていると実感している。

正解がないことへの理解も進んできている。

誰しもに備わっている個性があるので、ないものねだりの

迷路に迷うことなく自分を信じることができれば誰しもに

一花咲かせる可能性が開かれている。

周りを気にせず自分に自信を持つことが大事、

ということを、あえて遠回しに書いただけかもしれない。

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