挨拶ができること

今まではおせち仕事が終わった後は放心状態で、

長めのお休みをとっていたけれど、今回は早いうちから

動いてみたのは結果的に得れたものが大きかった。

お正月の食べ過ぎがちや、仕事初めのきっかけにも

利用してもらえたらという気持ちでのお野菜弁当だった。

ありがたいことに事前予約制なので集中してお客様が

来店してくれるのがとても助かる。

年始に営業するメリットを発見した。

それは直接「あけましておめでとうございます」と

気持ちよく言えること。

10日も過ぎてしまうと言っていいものかついつい距離を

窺ってしまう。

あらためてメールやネットで見る文章よりも、顔と顔を

合わせて言葉を交わすことって大切だなあと思えた。

年賀状文化も衰退してきているし、行事的なものも

だんだんと少なくなってきている現代において、効率や

合理性が重視されているけど、その分失われている何かが

きっとあるんだと気づくきっかけになった。

ここでどれだけ声を上げても時代は前に進むし、逆らう

つもりもないし、大きな流れには身を委ねるのが一番だと

いうスタンスでいるので、すべてを受け入れる準備は

整っているけど、そんな些細な心の変化に気づける感度

だけは持っておきたい。

挨拶があることで何かひとつ会話の区切りになる。

場がしまるというか、助走になるというか。

よくできた言葉の仕組みだ。

挨拶は大昔からずっと脈々と受け継がれてきたものだから、

なくなりはしないだろうけど、直接会って交わす挨拶は

やっぱり一味違う。

関連記事

  1. 顔と名前

  2. 緊張ひとしお

  3. 心と時間

  4. 早さと引き換えに

  5. 見てきた世界が今をつくる

  6. 好きなことをして生きようの誤謬

0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x