段取りがすべて

料理は段取りで決まるといっても過言ではない。

おそらくお店をしている多くの人は、定休日にも

仕入れをしたり仕込みをしていると思われる。

事前に準備をしっかりしておかないと詰んでしまう。

何をどこまで調理しておけば差し支えないのか、

品質や状態に配慮しながら逆算していく。

これがけっこう頭をひねらないといけなくて、

いつもうんうんと悩む始末。

テイクアウトの時は特に頭を使う。

それに企画ものの初日は始めての段取りなので、

慣れていない作業は緊張でしかない。

お正月のまったり感とは裏腹に頭の中は、

段取りのことでいっぱいいっぱい。

もう少しいろんなことが器用にできたらと切に願う。

今回は前の日に準備をしたつもりだったけど、

思ってたよりもイメージ通りにいかなくて

朝の仕込みにバタバタしてしまった。

お客様の来店時間に間に合わせることが最優先。

間に合わないかもなんて時は、予定していたメニューを

急遽変更することもたまにあるのだ。

完璧に見せかけて完璧でない時もあるのだ。

そんな時に限ってバランスがまとまったりするから不思議。

とにかくどれだけ慌てていても平然を装う。

そんな一人舞台の料理劇場。

いつもひやひやしながらも一日は無事に終わる。

関連記事

  1. 世界を広くしたのは人のせい

  2. 料理と美しさ

  3. ソーシャルグッドなこと

  4. 弱くていい

  5. こい願わくは①

  6. 夏と食