作り手の心意気

飲食店の評価ってだいたい料理が「美味しい」という言葉で片付けられる。
料理以外の評価される対象を全部含めて、美味しかった、美味しくなかったで判断されていることが多いように感じる。
お店というのは味以外にも、価格、盛り付け、空間、サービス、顧客満足度、すべてがバランスよく整ってはじめて完成する総合芸術だと思っている。
誰もがレシピや動画を検索できるようになり、ある程度の美味しい料理はもうすでに民主化されている。
最近は不味くて食べれないほどの料理に当たったことがほとんどない。
食材の質そのものも上がっているし調味料も豊富で、人類が生み出す技術の発達は本当に目覚ましいものがある。

よって料理の味だけで差別化するのはむずかしくなってきているはず。
食全体の質が上がり、美味しいお店も増えて、食べる機会も増えて、舌がこえてるという表現があるけど、消費者の舌のレベルは確実に上がっている。
それはある意味で厳しいジャッジがなされるということ。
どんなお店も美味しい料理というのはもう大前提条件になってきた。
それにレベルが上がったゆえ多くの人が美味しいという言葉で評価はしているけど、味以外の背景を無意識的にちゃんと感じとっていると思えてならない。

何を気づかないうちに感じているかというと、空間やサービスや見せ方ではなく”作り手の心意気”にあると信じてやまない。
料理だけではなくお店そのものを作った人の心意気というニュアンスで。
どんな想いでお店を作ったのか、どんな気持ちで日々の料理を作っているのか、目に見えるものではないけど、神は細部に宿るという言葉があるように、料理にも空間にもサービスにも映し出されているはず。
それは感じるものだから言葉にするのはむずかしいけど、確実にその効力は存在している。

そんな信念を原動力に活動しているのがhttps://reatable.net/だと、あらためて再認識した次第です。

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