引き立てる役割

マーケティングと聞くとなんとなく怪しい手口のような印象を受ける。
煽られて、騙されて、買わされてお金儲けをしている、みたいな。
でもマーケティングによって商品の良さを引き立てることで、たくさんの人に届けることができるので、見落としがちで嫌われがちだけど、とても重要なポジションだと思っている。
どれだけいいものを作ってもお客様に届かなかったらまるで意味がない。
美味しい食材も料理人が美味しく料理してこそお客様に届けることができるように。
意外と作り手はいいものを作れば売れて当然という思考回路に陥る。
職人気質的な頑固さやこだわりはメリットにもなりうる反面、時に選択肢を狭める行為にもなりかねない。
作る人と届ける人、経営と現場、ここに齟齬が生まれるのは永遠のテーマのような気もする。
人気になるようなほとんどのお店がその辺のバランスを上手にとっている。

マーケティングといっても言葉の意味は幅広い。
コピーライティング、プロモーション、販売する場所、価格決め、ストーリーテリングなどなど、販売するための戦術は多岐にわたる。
美味しいリンゴが作れたとして、どんな商品名で、どこで販売して、どの価格帯でどのように売っていくか、どれも適切なアクションを取らないと売れるものも売れなくなる。
受け取り方を間違ってしまいがちなのが、マーケティングはお客様に無理やり売り込んでるのでは、とういこと。
最近では、無駄にオシャレなパッケージやデザインで溢れているから誤解されがちだけど、本当にいい商品はマーケティングがそのよさに無理なく適切に寄り添って、いい感じに引き立てられている。
いい作品だけがお客様の心を動かすのではない。
マーケティングもお客様の感情や気持ちに変化を起こさせる重要な役割だ。

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