間借りについて

10月から始まる毎週火曜日の間借り営業。
オペレーションが簡単なカレーはよく聞きますが、お菓子でやるとどうなるのでしょう。
前々から定休日にお店を使わないのはもったいないと思っていたので、今回それが実現することになって興味津々です。
シンプルに考えて、お店を始めたい人が試しに店舗営業するというのは理にかなっている気がします。
今でこそシェアキッチンのような場所は増えてきていて需要があるみたいですが、運営側のサポート体制が整っていない、トラブルも多々あると風の噂で聞きました。
それもそのはずで、ただ場所があればできるというほど、飲食店の営業は簡単なものではありません。
衛生面での基準値も人それぞれ違いますし、次に使う人への配慮など、お客様から見えない部分でもサービス精神は必要です。
最近はYouTubeで料理の作り方やレシピが出回るようになって、誰でもお店を始めやすくなりました。
コロナを経験して自分で何かを始めたい人も増えたはずです。
補助金もゆるゆるです。
そう、お店を始めるのは極論お金さえあれば誰でもできます。
誰でも簡単に参入できるからこそ1年も経たず廃業するお店が後を絶たないのです。
内装屋さんと厨房機器屋さんだけが得をするだけ。
そんなに甘い世界ではありません。

今回の間借りプロジェクトは、店名やコンセプト作りから意見を言わせていただいています。
経験者の意見はないよりましでしょう。
今、美味しいだけで勝てる時代でないのは明白です。
いかに味以外で他店と差別化できるか、SNSの発信や見せ方をどう工夫するか。
考えないといけないことは山ほどあります。
最終的に愛情だとは思いますが。
どうなることやら。
それより間借りって言葉、なんとなくダサいですね。

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