情報多すぎ問題の糸口

昨日から早さについて考えていると、アンテナがはっているため似たような情報に敏感になります。
タイムパフォーマンスやファスト教養という言葉も生まれているほど、なんでもかんでも手っ取り早く物事を消費してしまうと本来の目的を見失います。
自分に当てはめてみると腑に落ちた点があって、それは常に読みたい本がたくさんあるので急かすように読み終わっては意外と読んだことだけに満足していないかと立ち返る時があるのです。
ゆっくりじっくり内容を考えながら読めばもっと血肉となりそうなのに。
それでも読みたい本は溢れてくるので終わらない葛藤です。

なので次から次へと欲しい情報が出てくるのは当然情報が大量にあるから。
結局のところ情報が大量にあるということは、必要のない無益な情報も大量に同じ棚に並べられているわけです。
よくよく考えてみれば、誰でも発信できるようになった時代に、誰もが有能なわけではないのです。
昔のメディアは一部の有権者しか発信できなかったので、コントロールされている一面があったとはいえ純度の高い情報であったことは間違いありません。
情報を取捨選択するフィルターを各個人で判断しないといけないフェーズに入っていると感じます。
自分にとって本当に有益な情報を選ぶ能力。
これからの時代これはもはやスキルとして必要になってくるかもしれません。
フィルターバブルやエコーチェンバーという言葉があるように、ネットばかりに依存していると意見や趣味嗜好に偏りが出るので一定の距離をとることも大切だと思います。

早くなくていい。
そんなにたくさん欲しがらなくていい。
自分の許容量を知ること。
自分に必要な情報だけを選ぶこと。
捨てることや諦めることのバランス。
うまく言語化できた気がしませんが引き続き考えていきたいテーマです。

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