騒がしすぎるこの世界で

過去に何度かここでも発言していますが、ぼくは典型的な内向型でHSP(繊細な人)で、そういった類いのテストを受けるとほぼパーフェクトに当てはまります。
生まれつきかもしれないし、育った環境かもしれないし、どっちでもいいのですが訓練や努力で根本の部分を変えれるものではなさそうなので受け入れるしかありません。
マイノリティには違いないですが、気付いてないだけできっと他にもたくさんいると思います。
そういう社会だからと仕方なく足並みを揃えている人、ストレスを抱えながらも生活のために我慢している人、自分の特性なんて知らない方が生きやすい場合もあるでしょう。
世の中の多くは、数値化できるものや、わかりやすいものが注目を集めやすい構造になっています。
これは何を基準に測るかの違いだけであって、世界には”ものさし”が無数に存在しています。
だから内向型が悪いということではないので安心したいところです。
若干、不利ではありますが。

内向型の特長としては、深く考えること、話を聴くこと、継続すること、気が付くこと、慎重であること、時間がかかること、集中力があること、など、なかなか陽が当たらなそうな項目ばかりです。
それでもこのような人たちがいてこそ、世界が支えてられていると言っても過言ではありません。
向いてる職業だってたくさんあります。
料理だって、書くことだってそうでしょう。
だからこそこうして続けられているわけです。
それでもお店をするとなると、料理はいちポジションに過ぎず、接客や設えや経営などいろんな役割の総合競技なので、一人でそれらをバランスよくやるのはそう簡単なことではありません。
でも内向型なので一人がいいというパラドックスは未だに大いなる問いです。

世間の評価というのもこちらが意図しない違う”ものさし”で測られているならば、なんとなく違和感が残ってしまいます。
だからと言って世間に合わせるのも何かが違う。
内向型の特性で何ができるか、どう活かすか、居心地のいい環境は必ずあるはず。
自分にしかできないことが必ずあるはず。
できればもう少し静かに生きていきたい。
外向型の人はやさしくしてください。

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